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スクイーク(Squeak)とは、「パーソナルコンピュータの父」といわれているアラン・ケイ氏が中心となって開発を進めているパソコン用のソフトウェアです。 1970年代前後に開発されたオブジェクト指向プログラミング環境である「smalltalk」をベースとして、1996年にWeb上に無償で公開されました。 現在でも多くのプログラマの支持を受け、日々機能の改良が行われています。 ■子供向けの教育用ソフトウェア Squeakの最大の特徴は、eToys(イートイ)と呼ばれる子供向けの教育用ソフトウェアとしての機能を持っていることです。(注:日本ではSqueakToy”スクイークトイ”と呼ばれることもあります) この教育用ソフトウェアとしての側面は、現在ではeToysのことを指してSqueakという場合もあるほどに、Squeakの顔として一般化してきました。 このサイトでは、Squeakのこうした子供用の教育ツールとしての側面に着目し、初等中等教育におけるSqueak(eToys)の利用に関する可能性を探っていきたいと思います。 ■Squeakの特徴 Squeakの教育用ソフトウェアとしての主な特徴は次のとおりです。 1)フリーソフトである フリーソフトなので、教育活動において自由に利用することができます。 2)描いた絵を動かすことができる Squeakのもっとも大きな特徴は、「自分が描いた絵を動かすことができる」ことです。「タイルスクリプティング」と呼ばれる独自のユーザーインターフェースによって、プログラミングを知らなくてもタイルを積み重ねるような感覚で、絵の動きを操作することができます。 3)汎用的なツールとして利用できる 「描いた絵を動かすことができる」というシンプルなコンセプトであるがゆえに、次のような利用方法も可能です。 ・調べた事を発表する(プレゼンテーション用ツール、グラフ作成ツールとして) ・感性を表現する(アニメーション作成ツール、お絵かきツールとして) ・実験をする(算数や理科で学んだことをシミュレーションするためのツールとして) つまり、子供たちは、たくさんのツールの使い方を覚えなくても、Squeakによって、自由な発想をもとにした様々な創造的な活動を行うことができます。 ■詳しく知りたい方へ 詳しくは、リンクにある様々なサイトをご参照ください。 関連書籍としては、「スクイークで遊ぼう」がお勧めです。 また、有限会社アカデミアなどでは、スクイーク関連商品を販売も紹介されています。 ■スクイークの画面イメージ クリックすると大きくなります。 #
by mts-japan
| 2004-11-01 21:34
スクイーク関係のリンク スクイークランド(日本語版) 2004年12月にできたスクイークランドの日本語版です。 今後の展開が楽しみです。 Welcome to Squeak スクイーク本家のホームページです。(英語版) Welcome to Squeakland! スクイークランドのホームページです。(英語版) 日本語版Squeakを使おう 日本語版のスクイークがダウンロードできます。 Fun Fun Fun Squeak !! スクイークの使い方がわかりやすく解説されています。 スクイーク e-トイ入門 「スクイーク e-トイ」を学びたい人のためのページです。 プロジェクト(作品)置き場 スクイークを使ったいろいろな作品があります。 日本人のためのSqueakサイトの歩き方 スクイークに関するリンクがたくさんあります。日本人にはありがたいサイトです。 アカデミア 書籍などのスクイーク関連商品が販売されています。 スクイークワークショップ実施機関 ALAN-K WEB Alan Kay Project in City Kyoto 京都で行われている「アラン・ケイ プロジェクト」のホームページです。 CAMP スクイークワークショップ 京都にあるワークショップセンターでスクイークワークショップが行われています。 日本HP 日本HPが社会貢献活動としてアラン・ケイプロジェクトを支援しているそうです。 ドクター・エム学習センター 有料で子供向けスクイーク教室が開催されています。 教育における情報技術(IT)の役割 ご参考までに、「ITと教育」に関連するリンクです。 (特にスクイークと関連があるわけではありませんが) 「プログラミングによって、アルゴリム的思考を育成」~CANVAS子どもの技術研究 「こどもの創造力・表現力」に関するデジタル技術についての報告書(ワークショップ事例) インストラクションデザインにおける動機づけ~ARCSモデル(鈴木克明様) 続き NESTA Futurelab is helping to transform the way people learn. We're using new and emerging technologies to create rich learning resources that are involving, interactive and imaginative. 過疎地小規模校~へき地教育に関するリンク集 ミレニアムプロジェクト~教育の情報化 の進捗報告 #
by mts-japan
| 2004-10-25 12:45
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